まとめサイトが軒並み下落! Googleがクオリティアップデートを実施!

qualityupdate

2015年4月21日にモバイルフレンドリーアップデートが行われました。
スマホに最適化されていない多くのサイトが、モバイルからの検索結果から順位を落とす結果となりました。

皆を戦々恐々とさせたこのモバイルフレンドリーアップデートの影に隠れて、
Googleは低品質サイトの評価を落とすという「クオリティアップデート」という別のアップデートも行っていたそうです。

どんなサイトがペナルティの対象になるの?

米国のSEOコンサルタントのGlenn Gabe(グレン・ゲイブ)氏が、
今回のクオリティアップデートでペナルティを受けた(順位を下げた)サイトの特徴を以下のように挙げています。

  1. タグページを量産しているサイト
  2. 動画と広告だけのメインコンテンツに乏しいページ
  3. 他のサイトからのシンジケーション(コピーコンテンツ)
  4. フォントが小さかったりリンクばかりだったりする使いづらい昔ながらのページ
  5. どうでもいいコメントばかりのページ
  6. 内容が薄っぺらいページ
  7. Above the foldが広告ばかりのページ
  8. 低品質なサイトから超大量にリンクが張られているサイト

参考:Google、コンテンツ品質に関わる「クオリティ アップデート」を5月初めに実施済み

では、上記の特徴を一つずつ掘り下げていきましょう。

 

タグページを量産しているサイト

タグというのは、記事のメインとなるキーワードのことをいいます。

ブログのサイドナビにくるくる回っているキーワードの固まりを見たことはありませんか?
あれはタグクラウドといい、興味のあるタグをクリックすることで記事を探すことができます。

一般的にタグを活用することで、ユーザーにとってはサイトを巡回しやすくなりアクセシビリティ向上に繋がります。

しかし、月日をかけて記事がたまっていくと、それに比例してタグの数も増えてきます。
結果として、記事との紐付けが少ないタグが量産されることになり、中身のないページが増えていきます。

Googleは中身のないページを嫌いますので、タグページがペナルティの対象となってしまう訳ですね。

 

そもそもインデックスさせなければ問題なし!

では、タグは使わない方がいいのか?
そんなことはありません。ユーザーにとってはタグはあった方が便利でしょう。

タグページをインデックスさせなければこの問題は解決します。

ページの<head>内に
<meta name=”robots” content=”noindex” />
を挿入するだけでOKです。

WordPressを使っているのなら「All in One SEO Pack」というプラグインをインストールしましょう。
タグページに対して、簡単にnoindexの設定が行えます。

 

動画と広告だけのメインコンテンツに乏しいページ

少し前に流行ったキュレーションサイトがいい例でしょう。
Youtubeなどの動画投稿サイトから引用してきた動画と、大きいソーシャルボタンが置いてあるだけのバズらせる(※)ことを目的としたサイトのことです。
(※)FacebookやTwitterなどのソーシャルからの拡散で、一時的に爆発的なアクセスを稼ぐこと。

・・・でも見ちゃうんですよね、あの手のサイト(汗

最近では後追いで類似のサイトがたくさん立ち上がってきており、
掲載(引用)されているコンテンツがどれも同じという現象も見られます。

この手のサイトはオリジナルのコンテンツが乏しいというのが共通しています。
当然、Googleからもペナルティの対象として見られます。

 

他のサイトからのシンジケーション(コピーコンテンツ)

コピーコンテンツとは、URLは違うのにコンテンツは全く同じ(またはほぼ同じ)ものを意味します。
コピーコンテンツの大半は、悪意をもってつくられたものではありません。その一例としてGoogleでは以下のものを挙げています。

  • 通常ページと携帯デバイス用の簡易ページの両方を生成するディスカッション フォーラム
  • 複数の異なる URL で表示またはリンクされる商品ページ
  • ウェブページの印刷用バージョン

参考:重複するコンテンツ | ウェブマスターツールヘルプ

例えば同一ドメイン内で、通常ページと印刷用ページという同内容のコンテンツが存在していた場合、Googleはどちらを検索結果に表示するかの選択を行います。
仮にこの場合、印刷用ページがインデックスされてしまい、通常ページが検索結果に表示されないという事態になるのはあまり好ましくありませんね。

 

コピーコンテンツをインデックスさせない

ウェブマスターは上記のような意図せず生まれてしまったコピーコンテンツに対して、明確にインデックスが必要かどうかの対策をしなければいけません。
もっともオーソドックスな手段としては、metaタグによるnoIndexrobots.txtによるnoIndex対策があります。

コピーコンテンツに対して明確にnoindex対策をしておくことで、クローラーはインデックス登録を行わなくなりますので、ウェブマスターの意図する検索結果になるようコントロールすることができます。

 

noIndexはGoogleが推奨していない!?

コピーコンテンツに対してnoIndexが有効な手段だと上述しましたが、実はGoogleはnoIndexを推奨していません。
noIndex対策を行いクローラーによるインデックスをブロックすると、クローラーはそもそもこのURLがコピーコンテンツであるかどうかの判別を行えなくなるので、これらのURLを独立した個別のページであると処理せざるをえないんだそうです。

Googleが推奨している対策方法としては、以下の3つが挙げられています。

  1. rel=”canonical” リンク要素
  2. URL パラメータ処理ツール
  3. 301 リダイレクト

上記の方法で、クローラーにコピーコンテンツを伝えることがもっとも望ましいです。

 

PC用とスマホ用のコンテンツはどうなるの?

悪意をもって他のサイトのコピーコンテンツをつくることは言うまでもなくペナルティを受けますが、気になるのはPC用とスマホ用のコンテンツはコピーとして見られるのかということですね。

悪意がなくつくられたコピーコンテンツに対しては、Googleに明確に伝える必要があります。
具体的には以下の3つの処理が必要とされています。

  1. rel=”alternate”タグを使用する
  2. rel=”canonicalタグを使用する
  3. リダイレクト設定をする

参考:デスクトップ用とスマートフォン用のURLが別々の場合、スマホ版URLに特別SEOをする必要はありますか?

コピーコンテンツ(またはほぼ同一内容のコンテンツ)が複数あった場合、Googleはどのコンテンツをインデックスすべきかを判断しますが、上述のような対策をしていない場合、意図する検索結果が表示されないことも時には起こりうるでしょう。
(例えば、通常のページが検索結果に表示されず、印刷用ページのみが表示されてしまうようなケース)

PCとスマホのコンテンツも同様で、何の対策もしなければGoogleはどちらをインデックスすべきかを迷ってしまうかもしれません。
※詳しくは以下をご覧ください↓
リンク評価の分散を防ぐ!canonical属性で正しいURLを認識させる!

PCとスマホの両方のソースに上記の対策をすることで、ペナルティの可能性を限りなくゼロにしましょう。

 

フォントが小さかったりリンクばかりだったりする使いづらい昔ながらのページ

例えば、以下のようなサイトのことでしょうか。

aiseikai

※愛生会病院のホームページ。奇抜なデザインとしてネット上で話題になったが、現在は閉鎖。

上記は極端な例でしたが(笑)、Googleのアルゴリズムはより人間に近くなってきており、サイトがユーザーにとって不便・分かりにくいという判断もできるようになっています。
htmlソースベースでの対策だけではなく、ユーザー目線に立ってのサイトの改善は必要だと思われます。

 

Googleはフォントサイズも評価するの?

どのくらいの大きさならよくて、どのくらいの小ささなら駄目という明確な基準はわかりませんが、重要なキーワードに対してフォントサイズを大きくもたせておくことはSEO上有利と言われています。

Google Search Console(旧ウェブマスターツール)のモバイルユーザビリティレポートでは、フォントサイズが小さいとの通知がくることもあるので、SEOの判断基準としてフォントサイズみていることは間違いなさそうですね。

font-size

 

どうでもいいコメントばかりのページ

例えば以下のようなサイトがあったとします。

今日はいい天気だったから、自慢の愛車を走らせて近くの海までいってきたよ。そこでちょっと時間つぶしてたら、急に腹が減ってきてさー。近くのコンビニよって帰ってきたよ。あー疲れたなー

どうでしょうか。SNSでよくみられる日記帳テイストな記事ですが、有益なコンテンツかと聞かれれば、首を傾げてしまいますね。

この手の記事は、身近な人間(顔見知り、友達、同僚、恋人)の間でのみ価値を生み出すもので、顔も名前も知らない検索エンジン越しの相手にはまったく価値を与えません。
例外としては、有名人ブログのような名前の知られている人間が書いた場合、多くのファンの人たちに対して価値が発生してきます。何気ない日常をつづっただけであっても、ファンの方はその日常を知りたいので、ついついブログを見てしまいますよね。

日記帳テイストなブログ記事を批判するわけではありません。
あくまで有益なコンテンツとして検索エンジンに評価されたいと考える場合は、記事のあり方を考える必要があります。

 

内容が薄っぺらいページ

上述の「どうでもいいコメントばかりのページ」と似たような項目ですね。
内容が薄っぺらいというのは以下のようなサイトのことをいいます。

 

自動的に生成されたコンテンツ

プログラムで自動的に生成された内容のないコンテンツのことです。
キーワードが不自然に盛り込まれていたり、内容がでたらめであったり、SEO目的でのみ生成されています。

具体的にどういうサイトかと言いますと、amazonAPIや楽天APIなどの公開APIを利用して、外部から情報を取得して商品情報を羅列するようなサイトのことです。
お値打ち品だけを抽出していたり、特定のジャンルのみを抽出していたりと、ユーザーにとっては一見便利なサイトの場合もあるのですが、Googleはオリジナル情報を全く含まない価値のないサイトとして判断するようです。

思い起こせば一昔前は自動生成ページをよく見かけた記憶があります。
コンテンツ重視の検索アルゴリズムになってからは、そういうページは全く見かけなくなりましたね。

 

内容に乏しいアフィリエイトサイト

マネタイズ目的で、ユーザーを購入口に誘導することのみに注力しているようなアフィリエイトサイト。
アフィリエイトサイトであっても、ユーザーにとって有益となる情報を提供している場合は問題ないのですが、信頼性に欠ける情報や煽り文句ばかりのアフィリエイトサイトはペナルティの対象となります。

なお、Googleでは内容の薄いアフィリエイトを次のように定義しています。

商品アフィリエイト リンクを含むページで、商品の説明とレビューを元の販売者から直接コピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなくそのまま掲載しているもの。

参考:アフィリエイト プログラム | ウェブマスター ツール ヘルプ

 

情報量(≒テキスト量)が圧倒的に少ない

情報量とテキスト量は完全にイコールではありません。テキスト量が多いからと言って情報量が多いとは限らず、また逆も然りです。
ただ、テキスト量が多ければ多くのキーワードでサイトを訪れるユーザーが増えますので、テキスト量にボリュームを持たせた方が多くのアクセスは見込めるかと思われます。

しかし、言い回しを変えたり、冗長な内容を書き連ねたりしてテキスト量を増やしたところで、検索エンジンからの評価は期待できません。
ユーザーに価値のない情報が多いと見なされ、検索順位を落とされ、徒労に終わるだけになるのは容易に想像できます。

またテキスト量が多すぎると、どんなに有益なコンテンツであっても全てを読んでくれるユーザーは少ないでしょう。
有益な情報を提供することのみに注力するのではなく、ユーザーが読みやすいように、インデントを意識する、改行を意識する、強調・文字色も意識する、といった、読みやすい文章をつくっていくことも大事な作業です。

話が若干それましたが、一般的にテキスト量は多いほうが評価をされやすくはなるでしょう。

 

Above the foldが広告ばかりのページ

Above the Fold(アバブ・ザ・フォールド)とは
スクロールせずに見える画面の範囲」のことを言います。要するにファーストビューのことです。

ファーストビューの大半がアフィリエイト広告やAdsense広告で埋め尽くされていて、ユーザーがどこから目的の情報を探せばいいのかわからないレイアウトは危ないです。

広告を貼るのは悪いことではありませんが、ユーザーの動線を邪魔するような広告の配置はすぐに改めなければいけません。

 

低品質なサイトから超大量にリンクが張られているサイト

一般的に良質な(高品質な)サイトからリンクを張られていると、リンク先となるサイトの評価も上がると言われていました。
そのアルゴリズムの裏をかいて、自分で中身のないWebサイトを量産して、そこからメインのサイトにリンクを張る行為(いわゆるブラックハットSEO)が、以前は横行していたのですが、いまは当然ペナルティの対象となります。
今回のクオリティアップデートでは、この不自然にたくさんのリンクを集めている手法に対してもペナルティを適用します。

 

ドアウェイページ(誘導ページ)

いわゆるドアウェイページ(誘導ページ)が代表的な例ですね。

ドアウェイページとは、特定のページへ誘導するためだけに作成された低品質なページのことです。
Googleでは、ドアウェイページを以下のように定義しています。

  • 特定の地域や都市を対象としたドメイン名やページを複数持ち、それらのドメインから 1つのページにユーザーを誘導するもの
  • サイト内の有用なコンテンツや関連性の高いコンテンツにユーザーを案内することを目的として生成されたページ
  • サイト内における階層が明確に定義されていないため構造としては検索結果の一覧に近い、内容が類似する複数のページ

誘導ページ | ウェブマスター ツール ヘルプ

例えば、地域名以外内容がまったく同じ以下の3サイトがあったとして、

  • 福井で大工工事をお願いするなら!」
  • 東京で大工工事をお願いするなら!」
  • 岐阜で大工工事をお願いするなら!」

それぞれが「福井 大工工事」「東京 大工工事」「岐阜 大工工事」のキーワードで上位にされるのに、いざふたを開けてみれば、すべて同じサイトへリンクを貼っているという場合、ドアウェイページとみなされます。

どういう手順でサイトが作られるのかというと、最初に「福井 大工工事」をキーワードにした低品質なサイトをつくって、あとはそのサイトを47都道府県の数だけ、「地域名のキーワードだけ変えて」つくるというシンプルなものです。

もし、このやり口がそのまま検索結果に反映されてしまうと、

「どこをクリックしても同じサイトに飛ばされてしまう!」

という、ユーザーが求めるニーズとはかけ離れたものしか提供できない検索エンジンとなってしまうことでしょう。

doorway

 

サテライトサイト

また、サテライトサイト(被リンク供給のためのWebサイト)という手法もこのペナルティの対象になるでしょう。
先ほどのドアウェイページと似ていますが、サテライトサイトの目的は低品質なサイトを大量に作成して、メインサイトの被リンクを増やすことにあります。
上述したように、(良質な)被リンクが増えることは検索エンジンからの評価に繋がるといわれてきましたので、その裏をかいてこのような悪質な手法が一時期流行っていました。

 

知らない内に低品質サイトからリンクを貼られていたら?

自分で意図してリンクしたのではなく、知らない内にリンクを貼られていたらどうなるのでしょうか?
こういう手法は「ネガティブSEO」と呼ばれており、競合サイトの評価を下げる目的で行われることがあります。

GoogleでネガティブSEOかどうかの判別まではできないので、サイト管理者自身がそういった被リンクの存在に気付き、いち早く対応する必要があります。
低品質サイトから大量にリンクを貼られた場合、Google Search Console(旧ウェブマスターツール)上にガイドライン違反の警告が届きますので、不審なリンクはすべて否認することで、ペナルティを事前に回避しましょう。

hinin

 

オリジナルコンテンツをつくり正当に被リンクを稼ぐ!

いずれの方法にしろ、メインとなるコンテンツを評価してもらうのではなく、検索エンジンのアルゴリズムの裏をかいて検索順位をあげようとする悪質なやり方といえます。

検索エンジンは日々アルゴリズムを高度なものにアップデートしています。低品質なサイトは真っ先に淘汰される時代に変わってきました。

今後は本来あるべき評価基準にのっとって、ユーザーにとって有益となるオリジナルコンテンツを作り続けていれば、必ずサイトのファンとなってくれるユーザーは増えていきます。
それに伴いリンクは自然と増えていくものですので、意図的にリンクを増やすという行為はやめておきましょう。

 

まとめ

今回のクオリティアップデートでは、まとめサイト(NAVERまとめなんかが代表的ですね)やキュレーションサイトが特に対象となっているように感じます。

品質を評価基準におく場合、他サイトからの引用が大半を占めるコンテンツが、検索結果の上位に表示されているのはおかしなことでしょう。読み手によりわかりやすく内容を伝えるために適切に引用を使うのは問題ないですが、引用がメインのコンテンツになってしまっている場合、もはやマネタイズ目的のサイトであるとみられても仕方がないでしょう。

話がちょっとそれますが、サイバーエージェントの木村さんが以下のように述べていました

SEOの細かい要素一つ一つに気を取られて、一番大事なことが見えなくなっている。
木を見て森を見ずの状態になっていると思います。

そのサイトはあなただったら評価するか? | サイバーエージェントSEO情報ブログ

確かにそのとおりだな、と考えさせられました。

コンテンツ自体には目を向けず、小手先のSEOテクニックのみで検索エンジン対策を図っている状態。この状態になると、サイトが評価されない→細かいSEO→サイトが評価されない→細かいSEO・・・という悪循環にハマってしまいますね。

検索エンジンにサイトを見つけてもらうために、いわゆる小手先のSEOテクニックを施すことは必要な作業だと思います。
しかし、折角検索エンジンに見つけてもらったところで、コンテンツが有益なものでないのであれば、正当な評価がもらえず、結局なんの意味もありません。

SEOという言葉にとらわれすぎず、「ユーザーが求める価値を提供する」コンテンツづくりを行っていけば、いつかはコンテンツが評価され、多くのユーザーの目にも届くようになり、本当の意味でのコンバージョンを達成できることでしょう。


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