【書評】インデックスが加速する!「沈黙のWebマーケティング」書籍版を読みました!

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今夜も俺のインデックスが加速する・・・!!

が決めセリフのSEO指南書「沈黙のWebマーケティング ディレクターズ・エディション」を読破しました。
全編がコミック風の会話調で進められるため、約500ページにも及ぶ分厚い書籍だったにもかかわらず2日で読みきることができました。
(文章オンリーのハードカバー500ページだったら、2週間かかります。集中力がもたないんです・・・。)

 

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率直な感想としては、面白かった!
中学生の感想文みたいですが、面白かったんです。本当に。

「Webマーケティングの実用入門書」という少し堅い触れ込みで販売されていますが、参考書というよりは漫画を読んでいるような感覚で読み進めることができます。
(途中からSEOの知識というより、ストーリーの続きが気になって読んでいる自分がいました)

ストーリーの土台にSEOがあるため、楽しく読みながらもSEOの仕組みや現在の潮流といった知識がスッと頭の中に入ってきます。
ジャンルとしては、書店でよく見かける「マンガで学ぶ○○」シリーズと近いかもしれませんね。

では、読んだ感想も交えながら「沈黙のWebマーケティング」の要点を主人公「ボーン・片桐」さんの名セリフとともに振り返ってみたいと思います。

 

残念ながら、お前のサイトはもう死んでいる!

検索順位をあげる目的で、リンク販売業者や悪徳SEO業者から人工的なリンクを購入するとGoogleからペナルティを受けます。一度ペナルティを受けると、ペナルティを解除しない限り検索順位を元に戻すことは出来ません。

物語の主人公「ボーン」さんは、サイトの評価を下げているリンクをウェブマスターツールから割り出し、それらのリンクを否認(拒否)することで巧みにペナルティを解除しました。

また、競合相手に対して意図的に無機質なリンクを貼り付ける行為が、一部の悪質なウェブマスターによって行われています。
「ネガティブSEO」という行為で、リンクされた相手は、場合によってはGoogleからペナルティをうけてしまう可能性もあります。

事前にペナルティを防ぐためにも、日々ウェブマスターツールをみる習慣をつけて、Googleからガイドライン違反の通知が届いていたら、すぐに対処するよう心掛けましょう。

Googleの検索アルゴリズムは日々進化しています。
手っ取り早く検索順位をあげたい気持ちはわかりますが、Googleのガイドラインを遵守して、自然とリンクが集まるようなサイトづくりをすることが大切です。

 

Webデザインの本質は言葉!

ホームページの見栄えばかりにこだわってしまってユーザーのことが考えられていないデザインになっていませんか?
Webデザイナーは、「デザイン」と「アート」を混同してしまってはいけません。
ユーザー目線に立って「デザイン」をするならば、サイトには必ず「言葉」が必要になってきます。

自分も駆け出しの頃は、ビジュアル最優先でイケてるサイトをつくれるデザイナーに憧れていたんですが、それではユーザーが置いてけぼりになっちゃうんですよね。

ユーザーが見たいのはきれいなデザインではなくコンテンツです。
まずコンテンツありきという「コンテンツファースト」、スマートフォンでも閲覧しやすいサイトを心掛ける「スマートフォンファースト」の2つは常に意識していないといけません。

Webデザイナーは見栄えばかり捉われずに、サイトを通じて、オーナーの想いをどう伝えるか、商品の良さをどう知ってもらうか、安心感・信頼感をデザインでどう表現できるか、というようなユーザー目線を念頭におくことが大切なんですね。

 

ストーリーはいつも現場に眠っている!

サイトにのせる文章はただ情報を伝えるだけでは駄目なんです。
読み手の感情に働きかけるような「ストーリー」を交えていくことで共感を呼ぶことができます。

ボーンさんは、自身がコンサルティングを行うオーダー家具「マツオカ」の職人から直接話を聞くことで、職人の言葉というストーリーをコンテンツとして作成しました。

サイトのオーナーは気付きにくいことですが、コンテンツとなるストーリーは現場にたくさんあるんですね。
職人の言葉もそうですし、オーナーの想い、お客様の声、製作の様子など価値のあるコンテンツはいくらでも見つかりそうですね。

 

弱みは強みの裏返しでもあるのだ!

今後の戦略を考えていく上で、自社サイトの強みと弱みを把握することは大切なことです。
そこで使われた分析手法が「SWOT(スウォット)分析」!

「SWOT分析」とはマーケティング戦略で使われる思考フレームワークの一つである。

Strength(強み) 自社が持つ強み
Weakness(弱み) 自が持つ弱み・課題
Opportunity(機会) 外部環境にあるチャンス
Threat(脅威) 外部環境にある自社にとって都合の悪いこと

参考:逆襲のSWOT分析 | 沈黙のWebマーケティング

SWOT分析の結果で特筆すべきなのは、強みではなくて弱み!
弱みとは自社サイトの欠点と言えますが、考え方を変えれば、その弱みを克服すれば自社サイトの強みとすることができます。

 

お前たちに「本当のコンテンツマーケティング」を教えてやろう!

セリフだけでは内容がさっぱりわかりませんね笑
ボーンさんが、オーダー家具「マツオカ」のスタッフに対していった決めセリフです。

SEO対策として被リンクは大切ですが、リンクはあくまで自然に集めなければ意味がありません。
では自然なリンクとはどうやって集めればいいのでしょうか?ここのページにリンクを貼りたいなー、と思わせるきっかけとなるコンテンツが大事になってきます。

ここで、心理分析の「マズローの欲求5段階説」という言葉がでてきます。

 マズローは、人間の基本的欲求を低次から述べると、以下の通りである。

  1. 生理的欲求 (Physiological needs)
  2. 安全の欲求 (Safety needs)
  3. 所属と愛の欲求 (Social needs / Love and belonging)
  4. 承認(尊重)の欲求 (Esteem)
  5. 自己実現の欲求 (Self-actualization)

自己実現理論 | Wikipedia

がソーシャルメディア上でコンテンツをシェアする人は、この3と4が強いらしいです。

噛み砕いて説明すると、「周りが盛り上がっていると一緒に乗っかかりたくなる!」「自分の存在を認めてもらいたい!」というような性格の人のことです。
自然とリンクが集まるようなサイトづくりのためには、思わず共有したくなるおもしろいコンテンツも時には必要です。

 

作るぞ、露出経路を!

いくら面白いコンテンツをつくったところで、皆に知ってもらえなければシェアされません。
こんなコンテンツがあるんだ!ということを皆に知ってもらうための露出起点として、Twitterを使うことがおすすめされています。

Twitterを使うにも、ただ闇雲にフォローしまくっているだけでは駄目で、コミュニケーションをとりやすそうな人をフォローするのがポイントです。
そして、自分の宣伝ツイートばかりするのではなく、相手のつぶやきをリツイートしたり、積極的にコミュニケーションをとっていくことも大切です。

「返報性の原理」といい、人は何か施しを受けるとお返ししないといけない、という気持ちになるそうです。

露出経路としてSNSは意識していたのですが、フォロワーに対してこちらからコミュニケーションをとることがSEOに繋がるという考えはまったく持っていませんでした。
目からうろこな内容でしたね。

 

サーバーはお前たちの「ビジネスの砦」。それを忘れるな。

サイトを運用していると、コンテンツのことだけに頭がいってしまい、サーバーのことは二の次(というか頭にない)という方は多いでしょう。
作中では、コンテンツ運用にうまくいってアクセスが増えたまではよかったのですが、サーバーの同時接続数がオーバーしてしまいサーバーエラーでサイトが見れなくなるという事態に陥っております。

サイトが見れないということは、それだけ機会の損失に繋がっているということです。
トラフィックを十分にさばけるだけのサーバーは用意しておきましょう。

 

今夜も俺のインデックスが加速する・・・!

物語の最終章は、SEOにはあまり触れられず、ストーリー展開のみに視点があたっていました。
最後の最後でまさかの展開がおとずれ、驚いた方も多いのではないでしょうか。
(ネタバレになるので、最後の展開は実際にお買い上げの上、ご確認ください)

 

まとめ

冒頭でも書いたとおり、これだけの長編にもかかわらずスラスラと読めました。
活字が苦手な方や、SEOという言葉自体に抵抗がある方にも、是非読んでもらいたいです!

SEO知識は基本的な部分はおさえていましたが、昨今のSNSの隆盛なども踏まえた、SEO対策については目からうろこな内容が豊富でした。
個人的にもっとも胸を打たれた言葉は、「Webデザインの本質は言葉!」というセリフでして、まさにいまの自分に突きつけられたように胸をえぐられました。

Webデザイナーという職種である以上、現在のSEOの潮流もしっかり把握した上で、見せ掛けのデザインだけではなく、ユーザーのニーズに応えられるようなコンテンツ作りをしていけるよう心掛けたいですね。


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